ロゴ作成にかかる費用を抑えるためのアプローチ

ロゴ作成をするときにはどのくらいの費用感を持っていたら良いのか、削減する方法はないのかと心配になることもよくあります。ずっと使っていくロゴならコストがかかるのは仕方ないと思えても、一時的に使うときには特に費用を抑えたいでしょう。

この記事ではロゴ作成をするときに必要な費用を抑えるためのアプローチを紹介します。

関連:ロゴ作成のネタに困ったら古い本や他社のデザインを参考にしてみる!

ロゴ作成にかかる費用の内訳

費用を削減するときには全体としてかかる費用の内訳を理解するのがまず大切です。ロゴ作成をするときにはどのような費用がかかるのでしょうか。ロゴ作成の工程を細かく分けて考えてみるとどんなコストが発生するかがわかります。

最初にロゴの大まかなデザインを考えることが必要で、考案のための人件費がかかるでしょう。外部に委託した場合には外注費を負担することになります。ロゴのデザインによっては素材を作成しなければなりません。イラストを描いたり、CGを作成したり、写真を撮影したりするのにもやはり人件費や外注費がかかります。

場合によっては素材は購入することもできるので、購入費で済むこともあるでしょう。そして、そのデザインをきちんとロゴの形に落とし込んで完成させる作業が最後に必要になります。やはりここでも人件費がかかってしまいます。

このようにして見てみるとロゴ作成にかかるコストはほぼ全てが社内外の人件費です。そのため、いかにしてそのコストを削減しつつ目的としている品質のロゴを作成するかが重要になります。参考資料>>ロゴのデザイン > Biz-Up!

関連:誰でも簡単!ロゴ付き写真を作成する無料アプリ

まず社内と社外を切り分けて考えよう

ロゴ作成の費用を抑えるためにはまず作業について社内で行う範囲と社外でやってもらうものを切り分けるのが大切です。外部に注文をすればコストは明確になりますが、社内で行うにしてもどのくらいの時間がかかるかによってコストが発生することになります。

費用対効果を考えて社内で行う範囲と、社外に任せる範囲を分ける作業を最初にやっておくと全体として費用を減らすことが可能です。社内でロゴ作成の大枠のデザインをすること、必要な素材を用意すること、ロゴとして完成させることのどれができるのかを確認してみましょう。

そして、その作業をする人材のコストと工数を計算して見積もりを立ててみるのが良い方法です。この見積もりをベースにすると外注すべきかどうかを判断しやすくなります。そもそも社内ではできる人材がいないという場合には全て外注と考えざるを得ません。

しかし、発想力やデザイン力がある人がいるならオリジナリティーの高い大枠を考えることができるでしょう。その原案を持って外注するだけでもコストは下げられます。一から考えてロゴ作成をして欲しいという形で外注をすると希望に合わなかったときの対策として数種類のロゴを作成してもらう必要が生じるからです。

大枠が決まっていれば一つか二つを作ってもらえれば十分と考えられるので、外注コストをかなり抑えることができます。自社で他の工程を行える場合には費用を比較すれば社内でやるべきか外注すべきかは簡単に判断できるでしょう。

外注するときにはフリーランスに依頼しよう

ロゴ作成を外注するときには単価をできるだけ下げて費用を削減するという考え方が重要です。外注先には色々な候補があり、選び方によってかなりコストが異なります。デザイン系の仕事を外注するときにはイラスト作成なども行っているデザイン会社に依頼をするのが主流です。

ただ、企業として事業を行っていると品質は高い傾向がある反面、コストが高くなってしまいがちになっています。そのため、少しでも費用負担を下げたいならデザイン会社よりも単価が低いデザイナーを探して依頼するのが合理的でしょう。

フリーランスのデザイナーをターゲットにして外注するとかなり費用を抑えられます。フリーランスの場合には単価がピンからキリまであるので注意が必要ですが、探してみるとかなり安く請け負ってくれる人も見つかるでしょう。

ただ、単価だけでなく品質についてもデザイナーの力量によって大きく異なります。

期待しているようなロゴができない可能性もあるので、依頼するときには期待に応えてもらえるまでは努力してもらうような仕組みを作るようにすることが大切です。安心感を重視するならデザイン会社に依頼してコストをかけるのも妥当な考え方なので、良し悪しを考えて決めるようにしましょう。

関連:美容室のためのロゴの作成

デザイン会社に依頼するときのコツ

もし安心感を大切にしてデザイン会社に依頼するのなら、相見積もりを取るのがコツです。相見積もりとは全く同じ条件で複数の依頼先から見積もりを取って比較する方法で、外注先を探すときには義務付けている現場も多いでしょう。

ロゴ作成の相見積もりをしてみると、費用と納期についてかなりの幅があることがわかります。デザイン業界ではまだコスト感が業界で統一されていない状況があるからです。デザイナーの優秀さによってどのようなものが仕上がるかが大きく左右されるため、価値を判断するのが難しいのは確かでしょう。

その評価の仕方次第で価格にもかなりの差があるのです。納期についても会社の繁忙によって左右されることから、一般的には人気があるところに依頼するとかなり納期が長くなります。ロゴ作成は翌日には納品するくらい早い対応をする会社もありますが、長いと何週間もかかってしまうので注意しましょう。

相見積もりをしてみると費用対効果をよく考えられるので、デザイン会社を利用するならやっておくべきことです。

関連:オンラインでできるロゴ作成方法

フリーランスも巻き込んで相見積もりをしよう

本気で費用を抑えたいと思ったら相見積もりの結果を使って交渉をして、納期の短縮を求めたり、費用の削減を要求したりすることが必要です。その際にはフリーランスのデザイナーにも見積もりを依頼して比較しましょう。

概してフリーランスのデザイナーからの方が安い見積もりが来るので、それを使って他社と交渉をすると価格が下がりやすくなります。うまくフリーランスのデザイナーを活用する方法でもあるので検討してみましょう。

ロゴ作成の費用は業務の切り分けと交渉で下げる

ロゴ作成の費用を抑えたいときにはコストの大半が人件費だということを考慮して、社内で行うべき内容と社外に依頼すべき内容を切り分けましょう。その上で外注する部分については相見積もりを取って比較し、交渉によって安くするのが肝心です。

フリーランスのデザイナーは安いだけでなく、見積もりを取れば他社との交渉にも使いやすいので積極的にコンタクトを取ってみましょう。